llum Wikkelso(イルム・ヴィッケルソー)がEilersen(アイラーセン)社でデザインしロッキングチェアです。
塗装の状態が良くなかったりオリジナルから仕様が変更されていたりというコンディションだったので一度塗装を全て剥離し再塗装、座面クッションと生地の新調など全面的にレストアしました。
ふくよかで滑らかな色気のあるデザインがヴィッケルソーの特徴で、アームや脚の接合部分などこのチェアにもその趣が随所に現れています。
面白いのが背もたれの留め方で革のストラップをフレームに引っ掛けて保持しています。
前述の仕様が変わっていたというのはここがネジ留めになっていたので革パーツをヌメ革で製作して元に戻しました。北欧のヴィンテージはシンプルながらデザインと構造を両立させた要素が面白いものが多く、オーダー家具の設計をするときなども参考になります。
ご新築の方も多く家具を見に来てくださっていますが、1人掛けのソファやチェアは空間の雰囲気や使い勝手を心地良いものにしてくれるオススメのアイテムです。良い椅子が1脚あると読書、コーヒーやお酒でリラックスしたりと人生が豊かになると言っても大げさではないと思います。ちょっとスペースが余っているという方、店内には他にも色々な1人掛けチェアがありますので是非ご検討ください。
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