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座面の洗浄


「EPISOのヴィンテージ家具のメンテナンス」





ヴィンテージ家具の中でソファやチェア等は生地の状態がいい場合は張替え無しでのお渡しというパターンもよくあります。

その場合、特殊な生地など難しい場合を除いては、車のシートを洗浄する機械を使ってウレタンと生地の洗浄を行っています。

使われてきた家庭では叩き拭きなどで手入れをする事が多いわけですが、汚れやほこりの一部が生地の中に押し込まれてしまうということもあるわけで。長年付着した染みが完全に消えたりする事は無いのですが、なるべく衛生的にしてお渡ししたいと思っています。

機械はケルヒャーというメーカーの業務用ラインの物で、1本のノズルに口が2つ付いていて、高圧で出る洗浄液が生地の内外の汚れを浮かし、同時に吸い取るという仕組みになっています。洗浄と吸い取りを別々で行う事も可能。

具体的にはこんな行程です。

①洗浄液を噴霧してしばし待機
②ブラッシング
③高圧洗浄+汚れの吸い取り
④残った水分の吸い取り
⑤乾燥



そんなに汚れていないように見えるシートも吸い取った水をみるとご覧の通り。水を使う作業は外でやるので冬はきついですが、手を抜けない部分です。

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