スキップしてメイン コンテンツに移動

営業時間のお知らせ


営業時間の臨時変更のお知らせです。

本日は18時までの短縮営業とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

さて、昨日待ちに待った品物が入荷してきました。


タケフナイフビレッジの作る美しい越前打刃物。その中でも代表作といっても良いかと思います「クレウス」です。

素材はハイカーボンステンレス鋼V−700。これは特殊開発された素材で錆びにくいという特徴を持っています。

肝心の切れ味はというと、700年続く産地で伝統技「火づくり鍛造」を用いてハンドメイドされる刃先硬度は最高級の切れ味であるビッカー値硬度700、しっかりとした堅さを保つロックウェル硬度60"62、という、僕も計算式を一目見てそっとブラウザの閉じるボタンを押した難しい数字ですが、科学的にも証明されているようです。その辺お好きな方はウィキペディアで調べてみてください。

伝統の技術と革新の素材が組み合わさることで生まれた今までにない包丁です。


柄と刃は継ぎ目のない一体型ですので水垢などもたまらず常に清潔。独特の持ち手のデザインは川崎和男氏によるもの。また輪を描くようなフォルムの持ち手はくりぬいてある分意外なほど軽く、かといって刃と柄の重さのバランスも良く、切るという動作が自然に行いえます。グリップ部分はざらっとしているので手がすべる心配もなく安心ですね。

また、刃の研ぎ直しも数百円+越前市までの往復送料でお承りできます。

実はこのクレウスの上位クラスとしてプロ用のシリーズがありますが、一般家庭でしたらクレウスで十分過ぎると思います。


発注したのが去年の9月ぐらいだったので半年以上かけてようやく2丁だけ入荷。それほどに生産が追いついていない品物です。ナイフビレッジの敷地に建つ打刃物の職人さんの工房にお邪魔した時はボードに海外のさまざまな国とすごい量の受注本数が書いてありました。福井の伝統が世界で引っ張りだこ。とても誇らしい気持ちになりました。

1丁は見本として展示させていただければと思いますので、今回の販売分は1丁のみとなります。

タイプは一番大きいタイプ(とは言っても一般的な万能包丁サイズ)。税抜11000円と一生モノと思えば驚くような値段でもないかと思います。

実際に見てみたかったけどどこにも在庫がなかったという方もぜひ店頭でお手にとってお確かめください。



コメント

このブログの人気の投稿

ごはんやTemana

11月11日に鯖江に新しいカフェがオープンします。EPISOからも北欧ヴィンテージのソファやチェア、オリジナルのアイアンレッグテーブルなどの家具を納品させて頂きました。 和風の建物を改装した渋可愛い内装に仕上がっていました。席数も30席程ある立派なお店で、変化に富んだ空間でした。行くたびに違った席に座って楽しめそうです。 鯖江でのランチ、カフェタイムに是非お立ち寄り下さい。 『ごはんやTemana』 11/11 am11:30 open 福井県鯖江市丸山町1−6−25 0778-52-1007 lunch 11:30-15:00 cafe 14:30-18:00 last order 17:30

barn style door

Y様邸の内装リフォームのお手伝いをさせて頂きました。 ドアの製作、施工や照明の納品など。 海外のインテリアでもよく見かける古い納屋のような鉄の吊り戸金具とレールを使ったスタイルで。ドアのデザインや色もご相談させて頂きました。あれこれとお話をしながら作って行く行程も楽しい物です。 持ち手も真鍮のパーツで。マイナスネジもいい感じ。 トイレ、脱衣所のドアも製作させていただきました。ご主人自らが塗装されたブルーグレーと海外品の真鍮のドアノブ、表示錠がとても良い雰囲気。 照明も真鍮と木を組み合わせたものを。10年後に見た時に、美しさが増したと思えるかどうか。内装のご提案では使う事でより価値が出るように、素材や耐久性などに配慮してプランニングさせて頂いています。 Y様ご夫妻自身、とてもセンスの良い方で、肩の力が抜けていながらも1本筋の通った道具選びをされていました。このぐらいの自然体がボクも好みです。棚もエピソの棚を気に入って下さり、自作されていました。水道管の色がエピソよりカッコいいじゃないか!早速どこで買われたのか教えて頂いたり。 売るだけじゃない、買うだけじゃない、お互いに暮らしのヒントをやりとりするような関係をお客様と作って行けるのは本当に嬉しい事です。 暮らしを楽しむための気持ちいい空間作りのお手伝いをさせて頂けましたこと、とても嬉しかったです。ボクも建築士ではないので何でもできるわけではないのですが、お家を建てる際に内装にお悩みの方、リフォームをする方、お店を出される方などなど、もしご興味があればお気軽にご相談下さいませ。

きっとまた、今を懐かしく思う時が来る。

以前のブログでも書いたことがあったのですが、90年代後半に大学の下宿先近くにあったポラダとかドリアデとか当時世界の最先端ブランドを取り扱うインテリアショップに足を踏み入れて、それまで家具や雑貨はホームセンターで買うものと思っていた僕は足の先までしびれるような衝撃を受けたものでした。 そんなおよそ場違いな僕が、ハイブランドひしめくお店の中で居酒屋のバイトの給料でも何とか手が出たのが柳宗理のテーブルウェアで、思えばそこから家具や雑貨の世界にのめり込んでいった気がします。 そこで買ったものは不覚にも割ってしまったり何度かの引越しで行方不明になったりと手元にほとんど残っていなかったのですが、20年近く経つ今でもずっと気になっている存在でした。 2千円ほどで手に入るものですがなぜ買い直さなかったかというと、その頃やっと入ったバイト代で手に入れた時の感動や使っている時のなんとも言えない至福感(半分は急に自分が世界に通じる大人の仲間入りをしたような自己満足みたいなものだと思いますが)は新品を買っても得られない気がしたからなのでした。形は同じだけど自分のモノではない。そんな感覚。 話は変わって先日、福井市の和田中にあったsix plus cafeさんが惜しまれながら閉店されました。自動販売機ですら車じゃないとたどり着けないような山間の農村に住む僕にとっては通勤路にあること、夜遅くまでやっていること、という2条件を満たすだけでも稀有な存在のお店でした。 いわゆるワークショップやイベントなどのライフスタイルカルチャーを発信するお店は今でこそたくさんありますが13年も前からそんなイベントをされてきた、まさに文化の発信地としては先駆者でいらっしゃったと思います。 まだまだ教わりたいことがたくさんだったのでとても残念だったのですが、最後の営業を終了されてから、お店で使われていた柳宗理のカップ&ソーサーを譲っていただきました。 オーナーの金子さんのセンスと知識の深さや考え方が、右も左もわからない手探りで初めてお店を経営する僕にとってはインスピレーションにつながっていて、いつも助けていただいていました。 お店をオープンしてそろそろ2年ですが、準備期間から含めて毎日が少なからず葛藤の連続。己のバックグラウンドの深みの無さに気付かされた日々でもありま